私の政治家の選び方

選挙権が18歳に引き下がり、若い人の投票行動が注目されている昨今ですが。初めての経験ですし、どうやって政治家を選んでいいのかわからないと、困っている人も多いのではないかと思います。

なので、50代のおばちゃんとして、今までどういう風に選挙と関わってきたかを書いてみようと思います。

 

最初は、なんとなく人が良さそうとか、一生懸命に仕事をしそうなどというイメージで選んでいたと思います。その後、公約などをしっかりチェックして選ぶようになりました。

でも選んだ人に裏切られる事もあるんです。そんな人だとは思わずに、自分は1票入れてしまった。そして、私自身がそれに対して責任を感じ、選挙が怖くなってしまい、選挙へ足を運ぶのが億劫になってしまった時期がありました。

それからしばらくして、私も結婚し、子供が生まれました。その子には、重度の障害がありました。そして、日本の障害者の福祉はとても遅れているという現実を知り、私はまた選挙に積極的に参加し始めました。当然、障害者施策を積極的に訴える政治家に、1票を入れるようになりました。しかし、障害者はマイノリティです。人数が少ないので、その事に興味を持つ有権者は少ないので、当然当選することなく、死に票になるだけだと気づきました。

 

じゃあどうしたらいいんだろう?

人は、日々変わっていきます。特に絶大な権力を持つと、大抵の人はそれに流されてしまう。例え選挙に当選した時は、素晴らしい理念で行動していても。

それを阻止する為には、簡単に再選をさせないことです。ろくに選挙活動もせずに当選できちゃう、そういう現象がなくなるように、政治家に安定を与えないことが重要だと考えるようになりました。そうすれば、自分の言った発言に責任も持ち、公約をおろそかに考える人も減るのではと。

 

そして私の投票行動は「バランサー」としてするようになり、簡単なルールを作りました。

まず1番重要なのは、長期政権の場合は、対抗馬に投票。これは例外なしにやってます。政党は気にしません。

あとは、私が1票入れた事で、当落に関わりそうな下位の政治家を選んで投票しています。どっちか悩む時は、現職よりも新人、あとはより若い人を選びます。まあ、選挙はナマモノなので、開票したら予測とは、違う事も多々あるんてすが。

当然そのルールで決めた人が、生理的に無理!という場合もあったりします。その時は無理せずに、別の人を選びます。選挙は自分がいいと思った人を選べばいいんですから。要するに誰に入れてもいいんですよ。それが選挙です

 

私は、このルールで選ぶようになってからは、選挙に行くことが嫌でなくなったんですね。選挙の結果は、社会全体として受けとめる事です。結果また、信じていたのに裏切られても、それは社会が決めたことだと思えるようになり、腹を立てずに済むようになったからです。

 

なので、若い方で選挙がなんとなく怖いと思ってる人も、まずは投票に行って誰かを選んでみてください。政治家に裏切られる事もあるかもしれませんが、それに責任を感じる事はないのです。社会全体で決めた結果は、投票した人だけのものではありません。何度か経験していけば、自分なりの投票のコツをつかめると思います。参加しなけりゃ、経験値は上がりませんよ。

 

最後に、選挙に参加しなかったから、自分には責任がないと思ってる人も多いようですが。不参加と白票は、委任状と同じです。当選した政治家に投票したという事になりますからね!!