先日流れたニュース。様々な意見が飛び交いました。
奥山佳恵、ダウン症の息子を通常学級へ入れる思い - エンタメ - 朝日新聞デジタル&M:朝日新聞デジタル https://t.co/gw8Pjs77vc
— ひいろ (@hii1701) 2017年12月29日
そして、それに関しての私のツイートが、何故かかなりの反応がありました。
障害者の記事を見ると、成功してるケースは、必ずと言っていいほど、どこかの場面にハイパーな支援者がいる。結局、どんな環境を選択するのかではなく、その環境にどんな支援者がいるかのほうが重要。要はうまくいってる人は、運がいいってこと。
— ひいろ (@hii1701) 2017年12月25日
運がいいという曖昧な表現にここまでの反応があるのは意外でした。
多分実際に「よい先生に巡り会った」とか「自分が探していた情報を、必要な時期に手に入れることができた」などは、大多数の人が経験してる事だからだと思います。
しかしその運に至る経過は人それぞれ違い・・・自分で積極的にゲットしにいった人もいれば、偶然ゲットしちゃった人もいます。
しかも周囲からは運がいいと思われてる人が、本人は運がいいとは思っていない事もあったりと。運がいいとか幸福とか、感じ方は人それぞれなので。
子供の就学先を決めるのは、障害児の保護者にとって一番頭を悩ますことだと思います。昔書いた文章はこちら
私はネットのママさん達といろいろ話し合い、私なりのチェック項目を作り、学校見学をたくさんしました。
★まずは校長のお人柄をチェックする。
学校の責任者は校長です。どんな人かをチェックする。そしてその学校に何年在籍しているかもチェック。公立の校長は、基本6年で異動になります。どんなに信頼できる人でも、校長が変わってしまうと、別な学校に変わってしまう可能性もあります。
★特支教室の場合、担任の先生もチェック
教師は最高8年で異動です。素晴らしい先生が地元で有名になってしまって、学校に殺到するみたいな話もよく聞きますが、その先生が異動になってしまうと大変という話も聞きました。
★運動会などのイベントをチェック
実際に生徒とどういう風に関わっているのかを見ることができるチャンスです。そして直接には関係ないように思えますが、イベントはPTAの雰囲気もチェックすることができます。実は意識が高い保護者が多いと、学校への要望もおのづと的確になることが多く、それに対応できる先生が集まっているケースが多いように思います。
こちらも話がわかるPTAのお子さんが現在何年生かなどチェック。
でも結局は、大抵のケースが手に届く支援の中で選択するしかないのが現実です。選択肢の中に期待できる支援がない場合は、もう諦めるしかありません。
教育に地域格差があるという、根本的な問題。
私はずいぶん前に教育モニターをやったことがあって、自分で好きな学校を選んで、学校公開などを見学する機会がありました。その中でとあるモデル校が英語の授業を少人数で2クラスに分けてやっていたのですが、その授業内容が、格段の差があったんです。それは一方の先生が悪いという訳ではなく、一方の先生の授業内容が異様によすぎたんですね。
しかもそのクラス分けは、習熟度などではなかったようで。あれは保護者にとっては、酷だろうなと感じました。とびきりに良い先生が隣にいて、運がよければ自分の子が、その授業を受けられて、学力が上がったかもしれないと思ったら・・・
ハイパーな先生は、そんなに多くはいません。結局運なのでしょうか?
これは何度言っていますが、これを解決できるのは、ICT教育しかないと思っています。
基本、授業はうまい先生の動画で。つまづきそうな部分をフォローする動画とかも作って、授業の進み具合などを個々に相談したり、方向性を示唆したりするのが担任。
重要なのは、学校の先生以外で支援する人が必要だという事です。
子供を育てるためには、多角的な視点がはあっとほうがいいと思っています。
今のような担任だけが全責任を負う形は、閉鎖的な上に改善しにくい環境になってる訳で。→でも現場の先生方のほうも、異業種が入ってくるのを嫌がる人が結構多いような?
だいたい、同じ一年間の間に生まれただけで、みんな個々に能力が違うのに、全員同じ授業を受けるというのが、どんなけ効率の悪いか、もうそろそろわかってくれてもいいいと思うんだが。学校は、個々の能力を生かし、個々に合った社会参加できる大人を育てるための場所だと思うんですけど。
落ちこぼれという言葉がある事自体が、非効率だと思います。