メルカリ雑感

今頃になって、流行りモノのメルカリを始めました。

きっかけは、ある商品を買った後で、別の商品のほうが良かったじゃんと判明し、買い替えたかったので。半額戻ればいいかな?と思っていたのですが、それ以上の価格で売れたので、助かりました。

それ以外にも、あまり使わなくなったけど買取は難しいものとか、何となく捨てられなかったものなど。へぇ、売れるんだとビックリしながらやっていました。

 

メルカリがこれだけ人気なのも、他社ではやっていない匿名配送が理由だと思います。日本という国は、表立って行動するのにとても勇気がいります。

Facebookではなく、匿名でできるtwitterやメルカリが人気なのも、多分お国柄なのだと思います。

 

メルカリに関しては、あまりデメリットはないようには思うのですが、気になった事は結構ありました。

 

 ① 完璧な匿名配送ではない

 

メルカリには、商品に出品者の都道府県が書かれています。購入が決まると、発送状況や受取確認など、出品者と購入者が同じ情報を共有する事になります。そして出品したコンビニや郵便局名が、相手側も見られるようになります。同じく出品者も、どこの配送センターや郵便局から配送されたかも見えてしまいます。

これに関しては、さほど問題はないとお思いの方もおられるでしょうが、療育業界では違うのです。コンビニ名が相手にわかるという事は、お子さんが通っている学校や施設が、数カ所に特定できてしまうからです。

 

私は昔、自分が持っていた掲示板でフリマをやった経験があるんですが。

重度だった息子には必要がないものがたくさんあって、欲しい人に先着順で譲りました。その時は、住所をメールで教えてもらって送ってたのですが。少人数しか寄らない掲示板だったし、時代ものほほんとしていたので。

 

でも現代のインターネットでは、それはもう難しいでしょう。個人情報をどう悪用されるかわからないこのご時世ですから。

特に、twitterとの連携とか怖くて使えません。

 

なので私は、療育系のものは出品しませんでした。

今後、メルカリが完璧な匿名配送を始めたら、考えます。

 

② 業者がいるっ!?

 

特に電子機器関係の商品に、業者か、もしくは業者に雇われてるような人がいるように思いました。人気がある商品を出品すると、速攻で値下げ交渉をしてくる人がたくさんいました。通常の店舗の買取価格よりは高めの値段を言ってきますが、普通に購入する人よりもかなり低い設定金額でした。

個人的に背取りっぽい事をしてる人かと思ったのですが、何人も見事に同じ価格を言ってくるので(同じ出品をしてる人のコメントでも同じ価格)、業者っぽいなと感じました。逆に言えは店舗よりは高めの設定なので、底値がわかって良かったですけどね。誰に売ろうとお互いが了承すればいいので。

 

③ 著作権どうなの?

 

よく見かけたのが、CDに「一度リッピングしたのみで美品」という触れ込みの商品。既に買い取りという商売があるのですから、仕方がないとは思うのですが。しかし「裁断済。一度自炊したのみ」という漫画まであって、もうびっくり。著作権ってどうなの?って思いました。

 

④ その商品はどこから?

 

全く封を切っていないDVDを大量に販売してる人などもいて。お店が潰れたのか?とも思ったり。でもそれが人気商品だったりすると、その商品はどこから?とも。

究極を言うと、万引きしてきた商品をメルカリに出品して現金化とか、普通にできると思います。生活雑貨などに特定できるモノがついている訳ではないので、売ってしまえば全くわからないと思います。

 

諸々問題はありそうですが、匿名配送がある限り、今後もメルカリは順調に成長するのではと思います。

 

今の日本に必要なのは、匿名で安全にアクションを起こせる仕組みなんだと思います。例えばどこかに寄付をしたいと思っていても、その情報が流出した時、面倒くさい状況に巻き込まれやしないかと不安を感じてしまいます。

政治家などへの寄付は特に。

支援はしたいけど、寄付なんてできないです。莫大な寄付金がどこの誰からもわからないのは問題ですが、少額なら匿名でできるようになればいいのにっで思います。当然もし問題があったら、ちゃんと調べられるような形で。

データは永久保存が鉄則です。改ざん、紛失、許すまじっ!!

 

で、例えば

 

 

 とか。

国とは隔離した機関じゃなけりゃ、当然使わないですけどね。