公的機関の施策資料、情報収集の薦め
私は、今まで一度も親の会に入会したことなどなく、PTAの役付き委員などもやったことはありません(持ち回りの委員は、特支学校の場合、ほぼ義務に近いのでやりました)
理由は、会合での話し合いで現実的でないことを言う人や、自分の子どもにとって重要に事ばかり訴える人などがいて、収拾がつかない事がよくあって、その結局話し合いが徒労に終わることが多かったからです。
なので私が一番重要視したのは、公的機関が発表した書類です。公的機関の書類は、まず国が指針を出し、その後、都道府県→市区町村と国の指針に沿ったものが、具体的な施策になって流れてきます。この公的文書が、今の現状や今後の流れを理解するのに一番明快な文書になるのです。
公的機関の書類をよくよく見ていくと、様々な兆候が見て取れます。
以前も書きましたが。
そして今回、また火種となりそうな雰囲気の話題が登場してきました。
カイパパさんが、速攻で現状をまとめてくださっています。
“カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル : 自民党「家庭教育支援法案」をきっかけに文部科学省の「家庭教育支援」施策を調べてみた” https://t.co/UjGnewsUME
— ひいろ (@hii1701) October 23, 2016
数年前に騒動になったので、ご存じの方も多いでしょうが、一度大騒ぎになっています。
実は、この記事がでる前に、私は現在厚労省で行っているこの検討会を見つけました。
で、この中で気になった部分が。
地域力強化を巡る状況 という資料の 14ページ。
要支援者のマップ作りが一番になっています。
で、私がやったアンケート結果がこれ。
少数のアンケートでしたが、支援マップ作りは常時、低い数値でした。
アンケートは実施される方法によって、違った形になるので結果は当然なのですが。
ただこの厚労省にとってこのアンケート結果は、地域力を利用する為に、まずは地域にどんな人が住んでるか調査して洗いだし、それを地域に丸投げするのじゃないかという不安がよぎりました。
そしてそれは最悪な方向に進むと、障害者などのお荷物になる家庭が地域の中で厄介者の存在になり、地域でいじめに合い、引越させられる可能性すらあるのではと。
家庭教育支援法案とともに、要チェックだと思います。
追記。10/19に次の資料が発表になっています。
論点1に対して、委員の方の様々な意見が掲載されています。委員がどういう経歴の方なのかを見ながら資料を読むと、なるほど〜と理解しやすいかと思います。
とても良い意見もたくさん掲載されています。
でもマイナンバーの件は、まだ入っていないようですね。この施策の肝はマイナンバーだと、個人的には思っているので。
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)
第1回 子育てワンストップ検討タスクフォース 議事次第 .[総務省][少子化][マイナンバー][子育て][医療][施策][貧困]
2016/10/24 12:58
役所の資料は読んでも面白くはないので、見るのが面倒と思うのはよーくわかりますが。重要な書類には、大抵概要がついていますし、図式になっていることも多いです。
それに毎回読んでいくと、慣れてきて、ざっくり読めるようになってきます。
国民全員が、サイトをチェックしてツッコミを入れるようになったら、世の中変わっていくと思うんですけどねぇ
「一億総ツッコミ」時代ですね(笑)