古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう(Twitter運営変更のお知らせ)
突然ですが、2020年12月31日から、Twitterの運営方法を変更しようと思います。
今まではフォローして頂いた障害児者の保護者さんや家族、当事者さんなどは相互フォローさせて頂いていたのですが、今年いっぱいでフォローを外させて頂こうと思います。
以前から鍵つきの方はフォローしないというスタンスでやってきたのですが、これは主に保護者さんで鍵付きの方たちが、表ではなかなか言いづらい発言を吐露されてる事が多く見受けられ、鍵付きとそれ以外の人の発言が混在すると、社会の全体像が見えにくくなってしまうので理由でした。
これは鍵付きを否定している訳ではありません。私自身、表には書けない話は別の場所でしていますし、単に私自身の頭が混在してると理解ができなくなるという身勝手な理由です。 しかし最近は、表にもそういうつぶやきが多く見られるようになっていて。
保護者さんの 阿鼻叫喚や無能感は、昔まさしく私が感じていた事で、それを見ると心穏やかではいられなくなるのです。
そしてそういう時に、思わずリプしてしまう事も。
ネットを20年以上ふらついていると、様々なケースを見聞きしていて情報量のストックだけはあるので、つい「こうすれば?」と声をかけたくなってしまいます。
しかし日本は福祉の質も量も地域ごとに違い、その上家庭ごとに事情が違うので、今までの成功例をそのまま使ってうまくいくなんて事は稀で。
あるとしたら、本人が自分の目で探して響くもの。しかも昔はその情報には何とも思わなかったけど、今はよくわかるみたいな、タイミングが合う合わないというのもあったりします。
なので、なるべくクソリプは送らないように努力はしてきたのですが、書き込みを見ているとつい
そっちの道は行き止まりになるかも?
その方法だと先細りになるかも?
と、勝手にやきもきしてしまうのです。
なのでここは「見ぬもの清し」という事で、フォローを外させて頂こうと思うに至りました。
ところでこのプログのタイトルは、吉田拓郎さんのアルパムの中の「イメージの詩」という曲の一節です
拓郎さんの曲の中でも特に難解な歌詞で、解釈などは人それぞれなので、歌詞に対しての説明はしません。ただ若い頃聞いたのと、今は明らかに印象が変わって聞こえてきてしまいます。
まさに怖さを知ってる水夫になった私は、おいそれと単純に解決法を伝える事はできなくなっているのです。
自閉症の研究は、まず専門家がいて。その後、保護者が様々な事例や対処法を経験などで編み出した保護者の時代。その後、知的障害がない自閉症や発達障害などの当事者達が、自分の感覚などを発信し始めた当事者の時代と変遷してきた経緯があるのですが。
私は次の時代は、また専門家に戻っていく時代だとずっと思っています。個々の障害特性に合わせて保護者や当事者により寄ってくださる専門家はとても増えましたから。だから今後は専門家達が中心になって欲しいと切に願っています。
当事者の全てを俯瞰で見るケアマネのような存在が全員に必要であり、保護者にこのスタンスを担うのは困難だと思っています。理由は、自分の子供をニュートラルに観察する事は、とても難しい事だからです。
要は、療育の自助とか共助とか、変じゃね?っというのが、私の結論です。
Twitterのフォローを外したからといって、リプお断りという事ではありません。リプは誰でもできるようになっていますので、なにかありましたらどうぞ。
私が障害者の親である事は一生変わらないので、今後も障害者関係の話題には敏感に反応していくつもりです。支援者さんたちはそのままフォローを継続させていただきますので、そちらから情報は回ってくると思います。
要は「支援者さんたちに丸投げしますから、あとはよろしくお願いします」
っ事で(笑)