就学 決定編

(2002.4.24記)


就学委員会の資料にする為(表向きは親が就学先を決める為に行うという事ですが、本来は役所が資料を作成する為のものらしい)に体験入学というのが設けられています。
うちは養護学校だけ体験入学するつもりだったのですが、いろいろと考えた末、心障も体験入学をさせる事にしました。

まず最初は1番近くの心障の体験入学でした。
朝学校に行くと、校長室に通されてそこで校長と挨拶。
そしてその時の校長先生の開口一番の質問が「言葉は話しますか?」でした。

・・・・どよーん

 

でも心障クラスの先生たちはなかなかナイスでした。
とても子供たちを可愛がっているのが伝わって好感触~♪ドラも結構指示に従っていろんな事をやっていました。幼稚園の時に一緒だったお友達もいるし、お兄ちゃんたちがかまってくれたので、結構喜んでいました。
でも授業自体は、うーん。

手遊び、椅子とりゲーム、お絵かき、お遊戯、お名前呼び、図工制作等などなど。
だいたい想像した通りでした。休み時間に先生たちともお話ししましたが
「個別指導」は全く行われておらずもちろんIEPも存在しません。

 

それに私が1番気になった事。クラスの中には自閉の特徴が強い子たちが結構いました。ひとりの子は明らかに隣に息子が座っているのが嫌でパニクっているのに
知ってか知らずか先生はそのまま放置していました。
しばらくして別な理由で息子の席が移動したのでその時点でその子のパニックは止まったのですが。もし息子をここに入れたら、障害の特性を説明をするのがとても大変だろうなぁというのが実感でした。

 

そして大本命の養護学校の体験入学なのですが…
やはり思っていた通りに良かったです。構造化されたスケジュール。
子供たちにできる事は何でもやらせている所。
個別もちゃんと行われているし、ことばかずの授業も子供によって関わり方を変えてもいたようです。
そして心障の体験入学の時と同じようにパニックをおこしていた子供がいましたが、先生は即座に子供の位置を変えて対応もしていました。これが決め手になりました。

 

そして帰りには担当者に「就学先は養護学校でお願いします」と回答を出してしまいました。早っ!!
でも就学相談室のほうとはいろいろといざこざがあって?
・・・・結局正式な就学通知がきたのが3月下旬だったのです。

 

いろいろとあった1年でした。

私は自分で本当に出来うるかぎり事をしたと思っています。
まだ最初のうちは身体が思うように動かなかった事もあったのですが
「あとで後悔したくない」という思いから足を引きずりながらおでかけしていた時期もありました。
そしてリハビリに通いながらひいろ@OTに愚痴をこぼしていましたっけ(笑)
この1年リハビリ通っていて本当に良かったです。ラッキーでした。
ひいろ@OTのディープな情報、そして精神的にも本当に助けていただきました。

ありがとうごさいました。

家庭によって教育方針が違うし、子供の特性は100人100色です。
ですから学校選びをマニュアルに則って行うというのは、間違っていると痛感します。
そして就学相談は、もっともっと専門性が高いものであるべきだと思います。
10年後「昔こーんなひどい事があったんだよー」と笑い話になってくれるといいですけどねぇ。期待したいです。