生命保険、どうしましょ?

(2005.10.02記)

 

突然『何の話?』と思われるでしょうが(笑)

実は来年、私の保険が満期になるのです。

現在は郵便局のかんぽに加入していて、15年満期。私の両親が結婚前に入ってくれていたものです。掛け捨てではなく、満期以外にもお金が降りて、結構利率も良いものでした。ただ特約のお金は少なかったので、ギランバレーの入院時には、日3000円しか出ずに全く足りませんでした。

 

なので今度の保険は、病気・入院の保証が手厚い保険に加入しようと思っていたところ
息子の同級生のママさんが、最近保険屋のおばちゃん(おねいさん?)に変身したらしく
しかも主人が入っている会社と同じだったので、夫婦で入ると割引もあるという事で相談する事にしました。

「どんな保険がいいの~?」と聞かれ
「入院したら1万くらい出てぇ、できればお金もたまるのが良くってぇ、しかも安いのっ!」(強欲)
で、いろいろ話していて、ふと思った。
「ねえ。死亡保障なんて1000万もいらないんだけど。

これ、少なくできないの~?」


通常お父さんに不幸があった場合は、生活するのにお金は絶対に必要でしょう。
でも、お母さんの場合は、お父さんほど必要はないと思うのです。
もちろんヘルパーさんなどを雇う必要があるので、お金は必要だと思いますが。
でも我が家の場合は、ひとり親になった場合は、息子には身体介護でヘルパーを派遣してもらえますもん♪

 

『死んで花実が咲くものかいっ!』

 

死んだ後に、何千万のお金がもらえても、なーんも嬉しくないしっ!
逆に長期入院とか、介護とかのお金のほうは、今からとっても不安なのです。
という事で、保険屋ママさんに、いろいろ調べてもらったら、なかなか良さそうな保険があったのです。
商品によっては、死亡保険金を数十万まで抑える事もできるらしい

・・・聞いてみるもんだね♪


で、ふと思った。「そういう人って他にいないの?」と聞いたら、今までそういう人はひとりもいなかったそうです。よくよく考えたら普通の家庭では、死亡保険金は残された子供への遺産になるんですよね。
でも我が家の場合は、子供は息子ひとりなので、親が死んだ後お金があっても
多分もめ事が起こるだけだと思うので、お金はないほうが良いと今現在は思っています。(もちろんこれからの国の施策次第によっては、変更する場合もありますけど)

 

要するに、障碍児がいる家庭というのは、普通の家庭の将来設計図とはかなり違いがあるんですね。支出品目もかなり違うと思いますし、収入も違います。
ご存じのように、障害者手帳は所得が低ければかなりの現金がもらえます。
それ以外にもいろんな補助や免除があります。
特に水道代の補助は、水マニアのお子さんがいる家庭では『必須アイテム』とも言われています♪
が、息子が成人して地域でのほほーんと生活していく為に必要なのは、決して補助金さえもらえれば解決できるものではないとも感じている、今日この頃なのですけど。

 

閑話休題
で、結局私の保険はどうなったかというと、良さげな保険を選び、正式な見積もりを出してもらうという事になったのですが、しばらくしたら「ごめん~。ダメだった」と彼女から電話。
ギランバレーが保険屋のデータに載っていなかったらしく

(やっぱ10万人にひとりだもんなぁ)
しかもまだ発症してから5年経過してなかったから、上司の段階で却下されたらしい

 

チャンチャン♪

そう、保険は誰でも入れる訳じゃないのよねぇ。

 

 

追記(2022.06.16)

結局そのまま保険には入らず現在に至ります。

既にアラ還に突入しているので、今更入る必要もないかなと。