要塞屋敷へようこそ!2001 ① リビング
(2001.8.29記)
息子は、生まれたときからいわゆる「野生児」でした。視覚過敏がひどく、目を離すと棚にあるものは全て引っ張り出されていたり、台所で包丁を持っていて危機一髪なんて事もありました。その上とにかく、何にでもよじ登るのが趣味でした
(でもジャングルジムは登れなかった)
子供がいると、家の中には「命の危険に関わるモノ」がたくさんあります。
それと「どうしてもイタズラされては困るもの」もあります。
睡眠障害があったので、母はいつも睡眠不足。
昼寝をしたいけど、寝ている間にどんな事をしでかすかと想像すると熟睡ができない(笑)
そんな事情で必要に迫られて完成していったのが「要塞屋敷」です。
「要塞屋敷は1日にして成らず」
・・・そして成長とともに、どんどん大がかりになってきました。
でもやっと最近1箇所だけ鍵を外しました。そうやって、少しずつ普通の状態に戻していきたいと思ってはいるのですが。
まだまだ道は遠いかもしれません。
リビング1
リビング2の左側の写真です。
扇風機は、そのまま放置しておくと危険なので、上から部屋の空気をかき回しています。
風呂上がりとかで暑いときは、主人は扇風機のところに行って、立ったまま涼をとります(笑)
ちなみに1番上の段は、板を貼ってあるだけです。棚の全てには
このタイプの鍵がつけてあります
リビング2
1番下のサイドボートが最初でした。
それに登るようになって、棚を購入。
そしてそれも登るようになって、同じ棚をまた購入(笑)
そんでまたまた登るようになって、今度は仕方がないので
「ネズミ落とし」を作成(右側)・・・そして現在に到る。
「要塞屋敷は1日にして成らず」という事ですね。
まだまだ登りそうなのですが、こちらも限界がきているので
そろそろ「説得して」わかっていただこうかと思っております。
ちなみにテレビの下の四角い窓は、「リモコンセンサー」が
ある場所です。主人、作ったのはいいのだけれど
リモコンの事はすっかり忘れていたらしい。
・・・あとから慌ててくり抜いて作った作品です
収納棚の中
とにかく、何でも出してしまうので当然、何でも棚の中に入れてあります。
ですからおのずと、オーディオもこのように棚の中に入っています。
扉を開かなければ聞けないので、とても不便です
お着替えセット
ここが最近鍵を外した唯一の場所です。息子の着替えが入っています。
左の引き出しから
「ズボン」「パンツ」「シャツ」「タオル」と入れてあります。
現在ここから自発的に出して、お着替えできるように仕向けている
最中です。
タオルは、結構自分で出して拭いたりするようになってきました。
超危険地帯
我が家はマンション住まいです。ベランダから落ちると確実に死にます。
でも息子は、もう1歳台の時に、網戸の弱っているところをペリペリして、そこからおもちゃをポンポン投げて遊んでました。
もちろんそのまま本人がペランタに出て、おもちゃで遊んでいた事もあります
・・・・これだけは本当に笑えません。
最初は接着剤などで周りを強化していてたのですが。それでもすぐに破壊して外に出ていってしまうので、一時期私は、トイレもおちおち行けませんでした。
そしてコレが最終兵器の作品です。
網戸の形に合わせて、木材で枠を作って、それに市販の網を貼り付けたものを網戸に固定したものです。
コレは作成がかなり大変だったそうです。
でもおかげさまで、母はコレのおかげて安心して、トイレにも行けるようになったのです
ドラパパPresents 要塞屋敷の解体現場
毎年、年末の大掃除の時、このように要塞屋敷は解体されます・・・
解体しないと掃除はできませぬ。
テレピの両側にある黒と赤の線はマジックテープです。
これだけで息子が登っても上だけ動くという事はありません。
電気関係の線は全部中に入ってます。最近は噛む事はなくなりましたけど
棚を降ろすと、リビンクがこの状態になってしまうので、家にはいられないのです。
・・・他には部屋がない